昨夜読んだ本♪
『りかさん』 梨木香歩著 新潮文庫主人公の「ようこ」がおばあちゃんに、
『リカちゃん人形が欲しい』と頼んだら、贈られてきたのは、
黒髪の市松人形の
「りかさん」だった。
するとその「りかさん」しばらくすると『話し』始めたではないか。
ようことりかさんとおばあちゃんと人形達の織り成す
不思議で温かい物語です。
二部構成になっていて「養子冠之巻」ではおばあちゃんとようこの
父親(おばあちゃんの息子)との家族の物語が語られ、
「アビゲイルの巻」では人が人としてある為の苦悩を伺わせる内容で、
人間の持つ二面性を綴ってあります。
人間と人形の密接な関わり、少女の人形に対する慈しみ、
そんな温もりが染み通るように伝わってくる作品です。
面白いなと思ったのは作中で「雛人形」を使い、
ボーリング遊びをする「ようこ」と友達。
嫌がるようこに「りかさん」が『大丈夫ですよ』と、
優しく声をかける。
思い出したのは『陰陽師』の中で女の子がやはり、
雛人形で(乱暴に)遊んでいた事。
あぁ、遊び道具なんだな。
と合点がいき、この作品を通しての人と人形の
触れ合い方が上手く描かれているシーンです。
文庫本には書き下ろしで大人になったその後の「ようこ」
の物語が載ってます。「ミケルの庭」
ただこれは読んでみるとどうにも「合点がいかない」
物語の「終いをつける」書き方になっている感じがする。
と、調べてみたら「間の話」があるではないか。
『からくりからくさ』
「りかさん」と「ミケルの庭」の時系列での、あいだの話し。
時系列、と書いたのはその通りなのだが、
執筆された(出版された)順番は、
「からくりからくさ」→「りかさん」→「ミケルの庭」になる。
色んな書評を読んでみるとやはりその順番で読んだほうが面白いらしい。
といっても、もうすでに「りかさん」を先に読んでしまったのでいたしかたない。
これから本屋に行って「からくりからくさ」を買って来よう。
読後、幸せな温かい気持ちになれる作品は好きです♪
posted by ふるちゃん at 13:28| 熊本

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